タイ語で「亀の島」を意味する「タオ島」
周辺に多数のダイビングポイントをもつダイバーあこがれの島ですが、シュノーケリングも人気です。
タイ湾の西側、サムイ島やパンガン島の北に位置する20平方キロメートルほどの小さな島です。
断崖の上から眺めても海底の様子がくっきり見えるほど透明度の高いブルーの海に囲まれているタオ島。
現地発のオプショナルツアーやサムイ島からのアイランドホッピングツアーを利用すると気軽に楽しめます。
ほんの20年ほど前まではダイビングショップやゲストハウス、小さなホテル程度しかなかったタオ島。
しかし、現在では世界中から多くの観光客が訪れる、タイ有数のリゾートアイランドに変貌を遂げています。
タオ島について
タオ島は、サムイ島、パンガン島とともにスラタニ県に属する島です。
この3つの島の中ではもっとも北に位置しています。
タオ島はダイバーあこがれの島であることは冒頭で触れたとおりです。
しかし、実は以前からバックパッカーには知られた島でした。
バックパッカーの聖地ともいわれるバンコクの「カオサン通り」には、手つかずの自然と美しい海に囲まれたタオ島や、フルムーンパーティが行われるパンガン島を目指す若者たちが集まったものです。
そのせいか、日本ではそれほど知名度が高いとはいえないこのタオ島を「アジアでもっとも美しい島」と考える外国人は少なくありません。
タオ島で楽しめるアクティビティ
タオ島で楽しめるアクティビティは、ほかのリゾートと比較すると限られます。
しかし、シュノーケリングとダイビングに関しては、どのリゾート地にも勝る特別な体験ができることは間違いありません。
ツアーに参加すれば、世界に知られる絶景スポット・ナンユアン島にも行けるので、タオ島の見どころを効率良く回れますよ。
シュノーケリング
透明度抜群の美しい海に囲まれたタオ島には、たくさんのシュノーケリングスポットがあります。
これらのスポットを効率良く回るならシュノーケリングツアーがおすすめです。
どこまでも青く、澄みきったタオ島の海には、無数のトロピカルフィッシュたちが泳ぎ回っています。
ハーディエンビーチ
島の南端、シャークベイ内にある「ハーディエンビーチ」は、遠浅でシュノーケリングに適したビーチです。
シャークベイにあるだけあって、サメに遭遇できます。
カメを見ることもできます。
タノテ湾
島の東岸にあるタノテ湾もシュノーケリングに適したスポットです。
透き通るような海の中で無数の魚たちが出迎えてくれますよ。
シュノーケリングに最もおすすめです。
シュノーケリングには水中カメラを忘れずに!
島の周囲は基本的に切り立った崖ですが、その合間に規模の小さいビーチが点在しており、こうしたビーチを中心にバンガローやリゾートなどの宿泊施設が点在しています。
マレー半島をはさんで反対側に位置するアンダマン海の島々とはまた違った趣があるタオ島。
海と島の豊かな自然が作り出す絶景は、まさにこのタオ島のクライマックスです。
世界に知られるタオ島の絶景スポット「ナンユアン島」
タオ島の北端に、タオ島にぴったり寄り添うように存在する3つの小島があります。
この小島が、タオ島の絶景「ナンユアン島」です。
ナンユアン島は、満潮時はそのとおり3つの小島ですが、潮が引くと3つの小島をつなぐようにホワイトサンドビーチが現れ、神秘的な絶景に多くの観光客が息をのみます。
このナンユアン島、「世界の絶景○選」的な特集でもよく紹介されるので、実はメディアでこの絶景を目にしている方は少なくないはずです。
ナンユアン島へは、タオ島のメインの船着き場からボートタクシーで、20分ほどでアクセスできます。
また、周辺はシュノーケリングポイントなので、シュノーケリングツアーに参加してもいいでしょう。
サムイ島からも、スピードボートでタオ島とナンユアン島をめぐるアイランドホッピングツアーが出ています。
詳しくはこちらからダイビング
世界中からダイバーが集まるタオ島には、小さな島にもかかわらず10軒以上のダイビングショップがあります。
日本人が経営するダイビングショップも複数あるので、ダイビングライセンスの取得を目的としてタオ島を訪れる方もいらっしゃるようです。
チュンポンピナクル
タオ島の周辺にはダイビングスポットがたくさんあり、なかでも「チュンポンピナクル」「サウスウエストピナクル」「セイルロック」がよく知られています。
島の北西8kmほどの場所にある巨大な岩礁ポイント・チュンポンピナクルは、とにかく魚影が濃いポイントです。
ジンベイザメとの遭遇頻度も高く、バラクーダやイケカツオなどの肉食魚の回遊、岩礁帯に群生するイソギンチャクにはクマノミがたたずむ姿を見ることができます。
サウスウエストピナクル
山脈のように巨大な岩礁が連なるサウスウエストピナクルも、ジンベイザメやマンタなどの大物との遭遇が期待できるポイントです。
ロウニンアジやバラクーダも現れるこのポイントは、まさに「海底の絶景スポット」と言っても過言ではありません。
セイルロック
タオ島とパンガン島の間に位置するセイルロックもジンベイザメやマンタとの遭遇が期待できるポイントです。
ギンガメアジやバラクーダが群れ泳ぐ様も間近に見ることができます。
マリンアクティビティ
少ないですが、SUPなどのマリンアクティビティを楽しむこともできます。
サイリービーチ
船着き場があるメーハートの北にある、タオ島のメインビーチが「サイリービーチ」です。穏やかなサイリービーチではSUPなどのマリンアクティビティを楽しめます。
また、サイリービーチは西向きのビーチなので、美しい夕日を眺められることでも有名です。夕日に染まる幻想的なタイ湾を眺めているだけでも心が洗われますよ。
サイリービーチは島最大の繁華街なので、レストランやバー、クラブなどもそろっており、ナイトライフも楽しめます。
まとめ
タオ島の美しい海では、ジンベイザメに遭遇できるかもしれないダイビングや、無数のトロピカルフィッシュと戯れられるシュノーケリングが二大アクティビティです。
シュノーケリングツアーやサムイ島発のアイランドホッピングツアーに参加すれば、絶景スポット・ナンユアン島も手軽に訪れられます。