タイで2番目に大きな島である「サムイ島」は、同じスラタニ県に属する魅力あふれる島「パンガン島」「タオ島」へのゲートウェイ的な役割も果たしています。
この記事では、サムイ島からパンガン島、タオ島、そしてタオ島に寄り添うようにたたずむ絶景の島「ナンユアン島」への行き方を説明しているので、ぜひ読んでみてください。
サムイ島、パンガン島、タオ島、ナンユアン島の位置関係
バンコクからパンガン島やタオ島を訪れる場合、陸路とフェリーを利用する方が多いのですが、バンコクから直行便が飛んでいるサムイ島からもかんたんにアクセスできます。
サムイ島とこれらの島の間には定期フェリーが運航されており、パンガン島までは最速約30分、タオ島までは最速2時間弱でアクセスすることが可能です。
サムイ島は、この4つの島のなかでもっとも大きく、もっとも南に位置する島です。
マレー半島の都市スラタニのフェリー埠頭からは北東に30kmほどの位置にあります。
パンガン島は4島のなかで2番目に大きな島で、サムイ島の北約15kmに位置しています。
パンガン島の西北、約35km離れた場所にあるのがタオ島です。ナンユアン島は、このタオ島北部の西岸、約500m沖に位置しています。
サムイ島からパンガン島、タオ島、ナンユアン島へは、実は同じフェリーで渡ることが可能です。
サムイ島からパンガン島への行き方
サムイ島からパンガン島へはフェリーで渡れます。
ロンプラヤ社の高速フェリーが島北岸のプララーン港と、西岸のナトン港から出ており、パンガン島のトンサラ港までの所要時間は30分、運賃は350バーツです。
プララーン港からは8時、12時30分、16時30分の3便、ナトン港からは12時15分、15時30分の2便が出ています。
サムイ島からパンガン島へは、普通のフェリーでも渡ることが可能です。
ラジャフェリーの便がリパノイ港から7時と16時30分発の2便出ています。
パンガン島のトンサラ港までの所要時間は1時間30分と高速フェリーよりもだいぶかかりますが、運賃は半額以下の170バーツです。
参考:https://www.rajaferryport.com/
サムイ島からタオ島への行き方
サムイ島からタオ島に渡る場合は、ロンプラヤ社の高速フェリーを利用します。
この高速フェリー、先にご紹介したパンガン島行きと同じフェリーです。
プララーン港、ナトン港の各港を出たフェリーはパンガン島に立ち寄ってからタオ島に向かいます。
タオ島までの所要時間は約1時間30分。
運賃は700バーツです。
サムイ島からナンユアン島への行き方
タオ島のすぐ近くにあるナンユアン島への行き方は、基本的にタオ島への行き方と同じです。
ただし、ナンユアン島に宿泊せず、サムイ島に日帰りする場合は14時頃までしか滞在できません。
したがって、日帰りの場合はプララーン港8時発の高速フェリーに乗る必要があります。
ロンプラヤ社の高速フェリーは、プララーン港を出港後、パンガン島、ナンユアン島、タオ島の順番に停まります。
乗船時にナンユアン島で下船することをスタッフに伝えてください。
識別用のシールを貼ってくれます。
なお、ナンユアン島に入る際に250バーツの入島料を支払う必要があります。
サムイ島に戻るロンプラヤ社の高速フェリーは14時30分頃にナンユアン島に到着するので、遅れないように注意しましょう。
サムイ島とナンユアン島間の往復運賃は1,400バーツです。
タオ島とナンユアン島に行くならツアーもおすすめ
サムイ島からタオ島、ナンユアン島にはロンプラヤ社の高速フェリーで行けますが、パンガン島やチュンポンで下船する利用者と同船することになるため混雑することがあります。
タオ島やナンユアン島を訪れる目的が海水浴やシュノーケリングなら、サムイ島発のツアーを利用するのがおすすめです。
サムイ島からは、タオ島やナンユアン島をめぐるシュノーケリングやアイランドホッピングツアーが多数催行されています。
フェリーの時間を気にすることなく楽しめるのは、オプショナルツアーを利用するメリットです。
ツアーの場合はナンユアン島の入島料が含まれていることもあるので、申込時に必ず確認してください。
まとめ
透明度の高い美しい海に囲まれた島、パンガン島、タオ島、ナンユアン島にサムイ島からアクセスする方法をご紹介しました。
サムイ島からこれらの島にはロンプラヤ社の高速フェリーで行けます。
ナンユアン島は、サムイ島に宿泊する方にとって「マスト」ともいえる絶景スポットです。
無数の魚たちとたわむれられるシュノーケリング、ビュースポットでの「映える」写真撮影など、さまざまな形で島を満喫できます。
かつての秘境も今は気軽に行ける場所。
皆様もぜひ、タイ湾に浮かぶ宝石のような島の魅力を味わってください。