アンダマン海に浮かぶ、映画「ザ・ビーチ」の島として知られるピピ島へは、プーケットやクラビからアクセスするのが一般的です。
この記事では、プーケットとクラビからピピ島に行く方法を紹介しています。
どこまでもクリアなエメラルドグリーンの海に囲まれた絶景の島に、あなたも行ってみませんか?
ピピ島の場所
ピピ島は、クラビから見ると南へ42kmほど、プーケットから見ると東南東に54kmほどの位置にある「諸島」です。
6つの島から成るピピ諸島の中心は、もっとも大きな「ピピ・ドン島」です。
クラビ、プーケット、どちらからも定期船が出ており、クラビからは90分ほど、プーケットからは120~150分ほどでピピ・ドン島の中心「トンサイベイ」にアクセスできます。
日本からピピ島をメインに訪れる方は、バンコク経由でクラビかプーケットに飛び、船でアクセスすることになります。
クラビやプーケットに滞在する方は、オプショナルツアーを利用すれば日帰りでピピ島を訪れることが可能です。
クラビからピピ島への行き方
空港がないピピ島へは船でアクセスするしかありません。
ピピ島にアクセスするための船の選択肢は「フェリー」「スピードボート」、そして「チャータースピードボート」の3種類です。
フェリー
フェリーは、クラビタウンの南にあるフェリー埠頭(クロンジラ船着き場)に発着します。
断崖絶壁に囲まれるクラビでは、ビーチによってはフェリー埠頭まで船で移動しなければならないこともあるので注意が必要です。
クラビからピピ島に向かうフェリーは、午前1便、午後1便の1日2便、所要時間は2時間ほどです。
料金は片道500バーツ前後ですが、チケットは旅行代理店やインターネットで事前に購入するほうが安く手に入れられます。
スピードボート
ピピ島行きのスピードボートは、クラビタウンにあるクラビリバーマリーナ桟橋やコンカ桟橋のほか、アオナンビーチやライレイビーチからも乗ることが可能です。
どの場所からも1日2~3便程度が運航されており、ピピ島までの所要時間は1時間ほど。
料金は片道1.000バーツが目安ですが、やはり旅行代理店やインターネットで事前に購入したほうがチケットを安く手に入れられます。
チャータースピードボート
アオナンビーチやライレイビーチからは、オーナーや業者との交渉によりスピードボートをチャーターしてピピ島に渡ることが可能です。
1時間ほどでピピ島に渡れること、完全プライベートで時間を気にせずにピピ島に渡れることは、この手段の大きなメリットだといえますが、料金は片道7,000~8,000バーツ程度はみておく必要があります。
プーケットからピピ島への行き方
プーケットからも、クラビからと同じくフェリーとスピードボートによりピピ島にアクセスすることが可能です。
フェリー
プーケットからピピ島に渡るフェリーは、プーケット島の東岸にあるラサダ港から運航しています。
ラサダ港は、プーケットのメインビーチであるパトンのちょうど裏側にあるので、ピピ島に渡る前に、ホテルからここまで移動しなければなりません。
パトンビーチからラサダ港までは、タクシーなら所要時間1時間ほど、料金は600バーツ前後を目安にしましょう。
トゥクトゥクなら交渉次第で、200バーツほどで行けます。乗り合いのソンテオで行く方法もありますが、時間もかかりますし、乗り換えも必要なので短期旅行の方が考える必要はないでしょう。
面倒なことは避けたいという方は、ホテルにラサダ港までのタクシーとフェリーを予約してもらうのがおすすめです。
1,500バーツほどかかるかもしれませんが、面倒なことは一切ありません。
プーケットとピピ島を往復するフェリーは1日3本(ハイシーズンは4本)しかありません。
ラサダ港からピピ島までの所要時間は2~2.5時間ほど、フェリーの運賃は片道600バーツ、往復1,000バーツです。
スピードボート
ピピ島行きのスピードボートも、フェリーと同様にラサダ港から1日3便運航しています。
ピピ島までの所要時間は1時間ほど、運賃は750~800バーツほどです。
チャータースピードボート
プーケットからピピ島までスピードボートをチャーターして行くことも可能です。
プーケット島の東岸にあるヨットハーバー「プーケット・ボートラグーン」周辺にはボートツアーを催行している業者が集まっています。
インターネットにて事前予約が可能な業者もあるので、スピードボートのチャーターを希望する場合は調べてみるといいでしょう。
チャーター料金は、最低でも1隻15,000バーツ程度はみておく必要があります。
参考:https://12go.asia/jp/travel/phuket/koh-phi-phi?date=2022-11-10&people=1&direction=forward
プーケットとクラビからピピ島を訪れる際の注意点
ハイシーズンのアンダマン海は比較的穏やかですが、それでも外洋ですから波立つ日はあります。
船旅が苦手な方は安定するフェリーを選んだほうがいいでしょう。
大型のスピードボートは比較的安定感がありますが、それでもフェリーよりは揺れが大きくなります。
小型のスピードボートはかなり揺れますので、フェリーよりもスピーディーにアクセスできるとはいえ、船旅が苦手な方と旅をする場合はよく考えて選択する必要があるでしょう。
船酔い用の薬を準備するなどの対策ももちろん欠かせません。
まとめ
クラビからピピ島、プーケットからピピ島への行き方についてご紹介しました。
ピピ島は、絶景のなかでダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティを楽しめる美しい島です。
クラビとプーケットからは、定期船のほか、アイランドホッピングなどの日帰りツアーを利用して行けます。
あなたもぜひ、世界に知られるピピ島のフォトジェニックな美しさを堪能してください。
ピピ島の楽しみ方
ピピ島のビーチの魅力や観光スポットをこちらの記事にまとめています。
よろしければ合わせて読んで頂けますと幸いです。