アンダマン海に浮かぶ「ピピ島」は、クラビの南、プーケットから見ると東南東にあります。
一般的にはピピ島と呼ばれますが、「ピピ・ドン」「ピピ・レイ」「ピダ・ナイ」「ピダ・ノーク」「ユン」「パイ」という6つの島から成る「諸島」です。
このピピ諸島の中心はピピ・ドン島で、透明度の高いエメラルドグリーンの海を求めて、世界中からダイバーや観光客が集まります。
ピピ島について
ピピ島を世の中に大きく知らしめたのは、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」です。
ピピ・レイ島にあるマヤベイは、秘境感あふれるホワイトサンドビーチで、映画の公開後、バックパッカーを中心に多くの観光客が訪れ、自然や海洋生物への影響が問題化しました。
2018年からは環境保護を目的にマヤベイは閉鎖されていましたが、2022年1月1日から観光が解禁。今後は定期的に閉鎖し、自然環境の回復を図るようです。
ピピ島は、2004年に発生したスマトラ沖地震の大津波で大きな被害を受けた島でもあります。
人、そして災害により破壊されてしまったピピ島も、美しい海や自然といった観光資源を大切にしながら復興が進められました。
ピピ島の中心地であるピピ・ドン島には、バックパッカーが集う繁華街「トンサイビーチ」があります。
トンサイビーチには、ゲストハウスのほか、リゾートホテル、バーやクラブ、ムエタイ競技場、ダイビングショップなどが軒を連ね、夜が深まるとレイヴパーティーが行われるなど、外国人観光客を中心ににぎわいます。
ピピ島で楽しめるアクティビティとツアー
透明度の高いエメラルドグリーンの海に囲まれたピピ島では、やはりダイビングやシュノーケリングといった海のアクティビティが人気です。
ダイビング
ピピ島に滞在する多くの外国人のお目当てはダイビングです。
ピピ島の周辺に数多くあるダイビングポイントが、世界中のダイバーたちを引きつけているんですね。
人気のポイントは、
- ウミガメとの遭遇率が高いピピ・レイ島の西にある「タートルベイ」
- 断崖絶壁でウミガメやサメ、バラクーダやギンガメアジの回遊が見られるピピ・レイ島南側の「ピダ・ノーク島」
- ウミガメやブラックチップシャークの回遊確率が高い「パロンウォール」
などです。
プーケットからは、ピピ島方面のダイビングポイントを潜れるダイビングツアーがおすすめです。
ピピ島周辺のダイビングポイントでは、運が良ければジンベイザメに出会えることもあります。
https://www.veltra.com/jp/asia/thailand/phuket/a/157789
シュノーケリング
エメラルドグリーンのクリアな海に囲まれたピピ島ではシュノーケリングも大人気です。
ピピ島周辺には「シャークポイント」「バンブー島」「バイキングケイブ」「モンキービーチ」など、たくさんのシュノーケリングスポットがあります。
冗談かと思うぐらい無数のトロピカルフィッシュに囲まれるピピ島でのシュノーケリングを、ぜひ体験してみてください。
ちなみにモンキービーチはピピ・ドン島にあり、その名のとおり、たくさんの猿がいることで知られているビーチです。
アイランドホッピング
シュノーケリングはダイビングのツアーに便乗してもできますが、シュノーケリングをするなら、やはりアイランドホッピングツアーが一番です。
プーケットやクラビからは、ピピ島方面の離島をめぐるアイランドホッピングツアーが数多く出ています。
フォトジェニックなシーンあふれるピピ島周辺は、時間帯によってもその表情を変えます。
そのため、一般的な日中に出発するツアーではなく、早朝に出発するツアーを利用するのもインスタ映えする写真を撮るためのアイデアです。
穏やかな海面の先にオレンジ色に染まる水平線を眺めながらのクルージングにつづき、ピピ島周辺の絶景撮影&シュノーケリングができるのは、やはりアイランドホッピングツアーならでは。
ピピ島の海があなたを待っています。
https://www.veltra.com/jp/asia/thailand/phuket/a/142599
ピピ島方面へのアイランドホッピングツアーの中にはマヤベイ上陸をうたったものもありますが、時期によっては閉鎖されている可能性があるので、催行会社に必ず確認してください。
ビーチフロント宿泊ツアー
「美しいザ・ビーチの島・ピピ島に泊まってみたいけど限られた日程だし難しいかな…」という方におすすめなのがピピ島への1泊2日宿泊ツアーです。
ピピ島の綺麗な海を望むトンサイビーチのビーチフロントホテルに泊まるこのツアー。
バックパッカーアイランド・ピピ島のナイトライフも楽しめます。
島が気に入ったら延泊も可能なので、どうしてもピピ島を肌で感じたいという方は、このツアーを利用してみてはいかがでしょうか。
https://www.veltra.com/jp/asia/thailand/phuket/a/149816
まとめ
フォトジェニックなアンダマン海に浮かぶバックパッカーアイランド「ピピ島」。
自力で行くと遠く感じるこの島も、プーケットやクラビからなら日帰りのオプショナルツアーで、その魅力をあますことなく味わえます。
色とりどりの熱帯魚たちが無数に泳ぎ回るピピ島の海へ、あなたも出かけてみませんか?