旅行や、運動会などのイベント。カメラを使うきっかけは様々ですが、思い出を写真に残したい。だれでもそう思うときがありますよね。しかし、ふと昔のデジタル写真を見ると、とても画質が低くて残念、などという気持ちになったことはないでしょうか。
時代はすぐに進んでいきます。画素数の進化も日進月歩。
ならば、なるべく少しでも多くの画素数のカメラで記録や思い出を残しておきたいですよね。
それならばと最新モデルのカメラを見てみるも、やはり価格帯はかなり高め。
そんな風に思われた方におススメのカメラがあります。それは、「Sony α7Rⅲ」です。
α7Rⅲはいまだ現役の高画素カメラ
今回紹介するカメラは、「Sony α7Rⅲ」です。こちらは2017年に発売された、Sonyの高画素カメラです。この機種は、現行の「Sony αⅳ」からすると、旧機種になります。しかし、この機種はいまだ現役といえる機種なんです。その理由はいくつかあります。見ていきましょう。
α7Rⅲはコストパフォーマンスに優れた高画素カメラ
高画素機のカメラとして、Sonyα7Riiiは、α7Rⅳよりも旧式ではありますが、その分お安く、コストパフォーマンスに優れたカメラだといえます。
Sonyα7Riiiがコストパフォーマンスに優れている理由としては、α7Rⅳよりも旧式で、市場価格が低いのですが、それでも画素数が約4200万画素もあるからです。
これは、高画素機として十分現在も通用するカメラといえるでしょう。
また、Sonyα7Riiiには他にも便利な使い方があります。
静止画だけで見るなら、現行機に引けを取らないスペック
APS-Cクロップ
例えば、APS-Cクロップ撮影の機能があります。このクロップ撮影でも、約1280万画素で撮影が可能です。
クロップ撮影は、写真の撮影範囲を絞ることで、あたかもズームをしたかのように拡大して撮影できる撮影機能です。
このAPS-Cクロップ撮影の機能は、撮影現場でズームレンズに取り替える時間がない時など、手早く撮影したい時などに便利な機能になります。
購入価格に関しても、α7Rⅳと比較して、現在の市場価格で10万円ほど安く購入できる状況です。
手振れ防止機能
高画素機に見られがちな手ブレ問題。
高画素機は手ブレを拾ってしまうことがよくあるのですが、このα7Rⅲは手ブレ補正機構や5軸手ブレ補正を搭載しているため、手ブレがおきにくいカメラになっています。
写真の高速読み込み
高画素機特有のファイルサイズの大きさがメモリーを圧迫してしまう問題。メモリーを圧迫してしまうので、連写をするための画像の読み込みが遅かったりします。
この問題も、バッファーメモリーの大容量化により、読み込みをスムーズにすることで、最大76枚連写が可能になっています。
現行機に対する弱み
このように、高画素機として申し分のないカメラなのですが、オートフォーカスについてはα7Rⅳ比べ、性能が劣ります。
例えば、瞳オートフォーカスという機能について見てみます。
この瞳オートフォーカスはAI技術を用いて、人物や動物の瞳をカメラが認識して、自動的に瞳にピントをあわせる機能です。
この機能ですが、Sony α7Rⅲは静止画では対応しているものの、動画に関しては対応していません。α7Rⅳでは動画でも瞳オートフォーカス機能があります。
そのため、動画の撮影頻度が多い、という方はα7Rⅳの購入を検討するのもいいかもしれません。
仕様(スペック)
センササイズ | 35㎜フルサイズ |
画素数[万画素] | 4240 |
ISO | 32000 |
連写性能[枚/s] | 10 |
AF測距点数[位相差点数] | 399 |
手振れ[CIPA規格段数] | 5.5 |
防塵・防滴 | 防塵・防滴 |
Sony α7Rⅲは静止画メインのユーザーには有力な選択肢の一つ
Sony α7Rⅲは、α7Rⅳよりも動画のオートフォーカスの部分については劣る面があるものの、画素数について見れば、実用的で、十分な画素数があり、やはり高画素機として今も通用するカメラです。
また、クロップ撮影などの実用的な機能もあります。価格面でもお得で、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
そのため、主に静止画を中心とした撮影をする方には向いているカメラなのではないでしょうか。つまり、美しい静止画を撮るのがメインの方には、このSony α7Rⅲは有力な選択肢だといえます。