世界遺産の街として知られるアユタヤ。
タイの首都・バンコクの北、車で1時間ほどと近いアユタヤへは、バンコク発着の日本語ガイド付き、現地で申し込み可能な半日オプショナルツアーを利用すると、観光スポットをくまなく回れるのでとても便利です。
アユタヤについて
アユタヤは、1350年から約400年にわたりタイとその周辺に強い勢力を持っていたアユタヤ王朝が本拠地を置いた都市です。
複数の川の合流点に開かれたアユタヤは、チャオプラヤ川に開かれた水運都市ともいえます。16世紀頃のアユタヤ王朝は、琉球王国や当時マラッカを占領したポルトガルと交易を行っていました。
山田長政をはじめとする日本人の入植もあり、もっとも多い時期には2000人を超える日本人がアユタヤに暮らしていたそうです。現在は「日本人村」の名前でその跡地が記念館として公開されています。
アユタヤ王朝は、1767年に、後のミャンマーへとつながるビルマの王朝「コンバウン王朝」に滅ぼされます。
このとき、アユタヤは寺院や仏像を含め、徹底的に壊されてしまいました。アユタヤの遺跡を訪れると、このときの破壊がいかにすごいものだったか、いやが上にも知ることになります。
定番・アユタヤ観光ツアー
アユタヤはバンコク発着ツアーで人気の目的地です。
車で1時間ほどとアクセス良好なので、バンコク近郊の観光スポットとセットで回れるツアーも設定されています。
アユタヤの定番観光といえば「遺跡めぐり」と「象乗り」です。
近年のSNS人気からインスタ映えに力を入れているツアーが増えてきているようです。
アユタヤ遺跡観光
観光で外せないのは、アユタヤ王朝の3人の王が眠る「ワット・プラシーサンペット」、木の根で締め付けられた仏像の顔で知られる「ワット・マハタート」、
平原に横たわる涅槃仏で知られる「ワット・ロカヤスタ」、
70m以上の高さを誇る仏塔で知られる「ワット・ヤイチャイモンコン」です。
遺跡は広い範囲に散らばっているわけではないので自転車で回ることもできますが、日影があまりないのでかなりハードです。
ツアーならエアコンだけではなくガイドも付くので、より深くアユタヤのことを知れます。
詳しくはこちらから車ではなく、鉄道でアユタヤの遺跡を訪れるツアーも催行されています。
バンコクのフアランポーン駅から味わい深いタイ国鉄の車両に揺られて訪れれば、ほかのツアーとはまた違うアユタヤが見えてくるのではないでしょうか。フアランポーン駅は2022年中に鉄道駅としては廃止される予定なので、今後は新しい駅からの発着になる予定ですが、鉄道の旅もよいものですよ。
象乗り
アユタヤでは象乗りも楽しめます。アユタヤの遺跡観光ツアーの多くが、この象乗りをセットに組み込んでいます。世界遺産の街を象の背中に揺られて眺めれば、栄華を誇った中世アユタヤの街の姿が見えてくるかもしれません。
詳しくはこちらからライトアップされた遺跡を鑑賞するツアー
午後にバンコクを出て遺跡観光や象乗りを楽しんだあと、ライトアップされた遺跡を眺めながらディナーを味わうツアーも、アユタヤ観光では定番的な人気を誇ります。アユタヤでもっとも美しいといわれることもある「ワット・チャイワッタナーラーム」のライトアップもツアーなら楽に見に行けますよ。
詳しくはこちらからバンパイン宮殿
アユタヤの南にある「バンパイン宮殿」は、アユタヤ王朝の王たちが愛した離宮(別荘)です。アユタヤ王朝の滅亡後は放置されたままでしたが、現チャクリー王朝のラーマ4世と5世がこの宮殿を再興したそうです。美しい緑と池に囲まれた宮殿の敷地内には、タイや中国様式で建てられた5つの美しい館があります。
宮殿があるバンパインの街はアユタヤから少し離れているので、遺跡観光とセットになったツアーを利用して訪れるのがおすすめです。
詳しくはこちらからクルーズ
チャオプラヤ川の河畔に栄えたアユタヤ王朝。遺跡観光とクルージングがセットになったツアーも催行されています。早朝にバンコクを出発して午前中に遺跡観光と象乗り、日本人村観光をしたあと、クルーザーにて優雅にランチをいただきながらバンコクを目指します。アユタヤの遺跡観光をリッチな気分で楽しんでみませんか?
詳しくはこちらからフォトジェニックなアユタヤツアー
アユタヤには遺跡のライトアップを筆頭にフォトジェニックなスポットがありますが、数はそれほど多くありません。インスタ映えスポットを回るバンコク発着のオプショナルツアーのなかには、「ピンクのガネーシャ」や「ワットパークナム」などの人気スポットとあわせてアユタヤのフォトジェニックスポットを回れるものもあります。こうしたツアーを利用してアユタヤを訪れるのもおすすめです。
詳しくはこちらからまとめ
世界遺産の街・アユタヤへはバンコク発着のオプショナルツアーを利用して訪れるのがおすすめです。アユタヤの街はバンコクからも近く、それほど大きくないので、半日ツアーでもその魅力を十分に味わえます。